東京国際アニメフェア

東京国際アニメフェア

東京の代表的なアニメイベント

世界的な規模としてみた場合、このイベントほど大きく開催しているイベントはないとまで言われているほど、グローバル的な視点で親しまれているイベントとなっています。先のアニメコンテンツエキスポが開催することになった間接的な原因としてこちらも挙げられている『東京国際アニメフェア』の存在を忘れることはできないでしょう。このイベントの開催目的は日本のアニメと世界の商取引として活用していこうという取り組みの下、2002年から開催されているイベントとなっています。開催場所は夏と冬にアホみたいな人が集うことになる東京ビッグサイトでの開催となっており、一番多いときには来場者13万人を超える人が訪れた東京都のアニメフェアイベントとしては最も知名度のあるイベントとなっております。
こちらのイベントも、実は条約改正を承諾した石原慎太郎前都知事の承諾の下で開催が決定したイベントとなので、一概に彼が全て悪いというわけではないんですけどね。正直、この東京都が一丸となってイベント開催を手助けしていることもあって、世界各国に日本で作られたアニメ作品の知名度を広げることになっていますからその功績をないがしろにすることは出来ないでしょうね。特に出店している企業も子供向けの作品を中心にした内容となっているため、必ずしもいい年齢の大人だけが集まることになるというイベントでもないのです。たとえるなら、先のアニメコンテンツエキスポに関しては青年代の人たち向けのイベント、東京国際アニメフェアは全年齢対象となっていると分けられるともいえます。物議をかもし出す前まではこのイベントが主流となっていましたが、アニメコンテンツエキスポの登場を東京都はそこまで脅威とはみなしていないといえるでしょう。

ボイコット騒動、しかし

先に説明したとおり、東京都が条例改正することになった表現規制による反対運動として、これまで東京国際アニメフェアに参加していた主要出版社10社が参加を拒否するという事態に発生し、対抗馬としてアニメコンテンツエキスポの開催が決まることになりました。開催声明当初こそどうなるのかと騒がれていますが、東日本大震災の影響でアニメコンテンツエキスポと東京国際アニメフェアの開催が中止になってしまったこともあって、イベント自体の存続そのものの危険が危ぶまれた。しかし翌年には何とかこちらの東京国際アニメフェアの開催も行なわれるようになり、その来場者数は1年ぶり、そして災害という影響もあってか10万人を切る結果になってしまった。それ以前の2007年からはずっと10万人を越える来場者が来ていたことを考えると、震災により受けたダメージはやはりこちらも見過ごすことが出来ないでしょう。
ところが来場者数は激減してしまったと考えられるとしても、企業の出店数は200を切る事はなかった。これはつまり条約どうこうではなく企業としての利益を考えた上でどちらのイベントに参加した方が自分たちにとって有益なことになるのかということを考えての結果かもしれない。イベントに参加することで知名度や新作アニメの公表も行えて、それも世界規模で広げることができるようになっているということを考えたときには多大な利益をあげて、投資分を回収できるということに繋がるのかもしれない。
翌年の2013年開催時には再び来場者数10万人を超えることになったが、アニメコンテンツエキスポの事を考えても大差が開いているとは言いがたいだろう。むしろ出店企業が今より減るようなこと、しかも大手が出店参加を乗り換えるようなことになればその被害も段々と見過ごすことが出来なくなるかもしれないということになるかもしれない。

東京アニメアワード

東京国際アニメフェアのイベントの一つとして開催されているのが、前年度一年間に放送されたアニメ作品の中で最も優れた技術を持って製作し、大ヒットしたのかを表彰する日本のアニメ授賞式として有名な賞となっています。過去にはヱヴァンゲリオン新劇場版、ジブリ作品といった有名作品が『アニメーション・オフ・ザ・イヤー』という、一年間放送されたアニメ作品の中で映像としても、そして人気という側面から見ても優れている作品に送られる賞があります。その他にも製作に関係している監督や脚本家、さらに作品に登場してキャラクターの声を担当している声優などにも賞が送られているので、この授賞式を見たいがためにイベントに来場してくる人もいます。授賞式には事前に応募する必要があるので、今後参加したいと考えている場合には公式サイトのページから応募手続きをしなければ参加することは出来ないので、ご注意ください。何もしていないのに勝手にイベントに参加しようものなら捕まってしまいますから気をつけてくださいね。
賞自体の価値はというと非常に栄光のある賞だといえるでしょう。都が表彰するのですから価値がないということはありません。ただ表現規制の問題があがってからは中には受賞すること自体に難色を示しているようなこともあったそうです。中でも2012年に脚本賞を受賞した魔法少女まどか☆マギカの脚本を担当した『虚淵玄』さんは、賞の受賞自体に困惑していると語り、当初は辞退することも考えていたのだが辞退そのものを受け付けていないということもあって、やむなく受賞することになったそうです。確かに表現を規制すると高らかに喜んで政策を進めている人たちから褒められてもうれしいというよりかは、非常に微妙な気持ちになりますよね。名誉があるのかもしれませんが、このような賞を開催するのだったらそういうことも考慮して今後の展開を考えた方が良いのではないだろうか。