ANIME CONTENTS EXPO

ANIME CONTENTS EXPO

表現の自由をめぐっての結果

アニメ化に関するイベント、ということになると先ほどの型月もそうですが『ANIME CONTENTS EXPO』のようなイベントの存在も忘れていけないでしょう。実際にこのイベントに参加している人もいると思いますが、こちらの開催に関してもそれまでに一悶着繰り広げられることになりましたよね。どうして娯楽文化の一つのはずなのにこうまでして問題視されるような事態になるのか不思議でしょうがなかったですが、色々な思惑が絡み合ってしまうとどうしても避けられない問題なんだなぁと傍観するように見ていましたね。
ですがこちらのイベントに関しても有名企業がブースを出店しているので、そこで発売されているグッズやイベントに興味を持って訪れている人がほとんどとなっています。基本的には誰でも訪れることの出来るイベントですから、チケットを購入さえすれば気軽にイベントを楽しむことができるようになりますから、誰でも一般的に楽しむことが出来るといえばそう言えるでしょう。
このイベントにとってはアニメ関連のグッズを購入が目的と考えている人が多いかもしれない、というのも否定できないこととなっています。アニメを作るのにはお金が非常に掛かりますから、その制作費を賄うということを考えると、こういうところでイベント限定品として発売して少しでも利益を上げたいというのが企業の本音であると、考えて良いかもしれないですけど気にする問題ではないです。

開催の発端は改正条例

このイベントを開催することになったきっかけは、基本的に前向きな見解ではないというのが本音です。どちらかといえばアニメ産業が東京都と政治を敵に回してしまうことになってしまったのです。発端となったのは東京都の青少年育成に関する条例についてだ。この問題は今でもいわれていますが過剰な表現に関しての規制について業界全体から反発を招くことになってしまったことで、黙っていられなくなってしまったのです。主な対象としては2次元作品での未成年キャラが成人行為をしている事に対して嫌悪感を示している人が増えている、もしくは反社会的な行動を表現することで成長途中の少年達に悪影響を及ぼしかねないという思われているというのです。何をどう統計してこのような結果になったのか気になるところですが、とにかくこうした条例改正に対して賛同しかねるとして角川書店を始めとした大手出版社10社が反対の意思を表明して、このアニメコンテンツエキスポ開催に踏み切ることになったのが2011年でした。

初年度は開催中止、その後は

しかし2011年といえばあの日本を襲った未曾有の大震災東北地方太平洋沖地震が起きたとして、アニメコンテンツエキスポの初年度開催が中止になってしまいました。こればかりは予想するようなことで出来ませんが、震災前は開催に対して期待をするような声が上がっていたのも事実であり、イベントに参加を検討していた人にとってはしょうがないとして諦める結果になってしまいましたね。これに対して石原慎太郎前都知事が開催中止に関して非常に喜ぶような発言をしたことも大きいです。言いたい気持ちも分からなくもないですが、正直私からすれば彼の考えていることは理解できないので言及はしないでおきますが、良い大人が子供じみた発言をする事は控えた方が良いでしょうね。特にメディアに立つ機会がある人間の一言はそれだけ影響力を及ぼすこともあるので感化できない状況を招くようなことになりますから、場をわきまえての発言を考えるべきだったといわざるを得ませんが。
初年度こそ開催は出来なかったですが、その次の2012年ではようやく開催にこぎつけて計2日間の開催で40,000人以上の人を動員することに成功しました。初めて開催し、そして条例に対しての強い反発を示すような姿勢は崩すことなく開催されたと考えると、イマイチ物足りない結果になってしまったと思っても仕方ないかもしれないですね。ですが震災から一年という時間しか経っていないということを考えたらまずまずなのではとも思えます。
2012年の結果は総合的に見ればよくないと見られてしまいましたが、何とか2013年も開催にこぎつけることができるようになりました。実質的に開催してから2年目となった2013年は出店数こそ若干増えて、イベント会場も広くとる形になって開催されました。すると2013年が何かと話題作品が多く展開されるということもあってか2日間で何と70,000人以上の来客数を記録することになったのです。昨年はやはり震災から日も浅いということで自重していた人も多かったのかもしれませんが、2年が経ったときには立ち直るためにもこういうイベントに参加して元気になった方がいいと考えられる人が増えてくれたのかもしれないですね。それにもし来客数が50,000人を割るようなことになってしまったら今後も開催事態も危ぶまれることになってしまいます。大手企業も出店しているにも関わらず、成果を出せなかったということになったら威勢よく条例に対して反対姿勢を貫いた態度が無駄になってしまいますからね。それではもう何のためにこのイベントを開催しているのかと、主催者は思ってしまうでしょう。
対抗イベントである東京国際アニメフェアとは来場数もまだまだ及ばないところがあるものの、日本の主要アニメ産業イベントとしては着々と定着していくことになるイベントとして、今後も発展していくことになるでしょう。出店企業には現在のアニメ業界最大手の製作会社も参戦していますから、そのブース目当てのお客さんも今後増えること間違いないと言えます。私自身もこのイベントに関しては行ってみたいと思いながら、来年2014年開催が行なわれるのを楽しみに待っています。

行く価値はあります

わざわざこんなところに行ってお金を使う意味は何なのかということを疑問に思う人もいるかと思いますが、ファンからすればもうお金を出さなくてはいけないような限定品が多数取扱われているので、外せないんです。特にANIPLEXという大手アニメ製作会社が出す限定商品は、どれも大人気作品として発表されているものばかりとなっており、その多くがコレクション的な意味合いとして勝手も十分に価値があるものだということがあるのです。実際にこのイベントで販売されていた限定グッズをいくつも購入してネットで売りさばくという人もいるのです。というより、私もこれを一度利用したことがあります。ここのところがどうなっているのかが分かりませんが、会場で購入して金銭の取引が行なわれているということを考えたら、すでに持ち物となっているものを転売したということにはならないのかもしれないですね。会場で何かしらの注意書きが存在していない場合、その時点で所有権が購入者に渡っているとしたら、仕入れと販売というシステムになるのかもしれないですね。
それくらい、ファンならこういう商品は絶対に確保しなければならないというものが売られている可能性もあるので、事前に公式サイトで取扱う物販内容を確認しておくのが一番良いでしょう。まぁなんにせよ、オタクと自称している人なら行くべきイベントであることに変わりはないということです。